社会的ひきこもりの方はどこへ向かうのか？

　コロナ禍の生活が長く続き、春にもウィルスの扱いが第2類から第5類に扱いが変わるとのこと。最新の統計がないので何とも言えないが、特定の病気や障害ではなくひきこもっている状態の「社会的ひきこもり」の方が増えている事実に注目している。

　厚生労働省の定義等を参考にすると、自宅にひきこもって学校や会社に行かずに、家族以外との親密な対人関係がない状態が6ヶ月以上続いていることを指すとのこと。人によって程度が違うので、一概には言えないが「社会的ひきこもり」の状態が始まってから現在までの経過年数は平均4.3年と言われている。

　それと、ひきこもりの高年齢化と長期化も顕著になってきており、高齢の子どもが親を殺める事象を聞くことも珍しくなくなった。そんな中で、2022年から原材料の相次ぐ値上げにより家計を圧迫しているのも、これから生活が苦しくなり生きていくのが非常に難しい時代に突入している。

　核家族化になり、近所や地元コミュニティの関わりが気薄になる今、もう一度見直す時期に来ているのかもしれない。「社会的ひきこもり」の方が、再び社会へ復帰できる環境を我々一人ひとりが少しでも意識して、手を差し伸べていく必要があると考える。このオフィシャルサイトが、その一端になってくれればと願っている。