コロナ禍で、学校生活の在り方が根本的に問われている今、全国で不登校の子どもはどれくらいいるのかご存知でしょうか?
文部科学省から発表された「令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、小学校・中学校・高校の長期欠席者数は、小学校9万89人、中学校で16万2736人、高校で7万6775人。その内不登校は、小学校5万3350人、中学校12万7922人、高校5万100人で、在籍数に占める割合は、それぞれ0.8%、3.9%、1.9%となっています。不登校は小学校、中学校で平成25年から前年比プラスを記録しています。
特に、小学校高学年から中学校にかけて不登校の数が増えている傾向がとれます。
ここで、もう一つ見ていきたい調査があります。日本財団「不登校傾向にある子どもの実態調査」では、文部科学省が定義する「不登校の子どもたち」に加え、学校に馴染んでないと思われる「不登校傾向にある子どもたち」の実態も調査しています。
調査対象は、中学生年齢の12歳~15歳まで合計6,500人。その結果「年間30日以上欠席の不登校である中学生」は約10万人、「不登校傾向にあると思われる中学生」は約33万人にも上ることが明らかになりました。
さらに調べていくと、不登校の理由として「先生と上手くいかない」という項目に対して、約4割の生徒が選択をしている事実です。また、文部科学省の調査では家庭内の理由が上位にありますが、日本財団の調査では上位にありません。
この二つの統計の差は、いったい何なのでしょうか?文部科学省の調査は、教師が報告者とのこと。逆に考えると生徒側の意見は、本音が話せない、自身でもよく分からない、といったような反映しにくい調査とも言えるでしょう。
1日・2日と休んで学校に戻り、また休むのを繰り返すなど、不登校傾向にある生徒に対して、今度どのように接すればいいのか?家族と学校、場合によっては第三者にも入ってもらい対応していくことが、重要になってくると考える。
愛知県名古屋市で、お子様のお悩みを解決へと導くカウンセリングを行っております。引きこもりや不登校について、いじめなどの問題、それ以外の育児に関してお気軽にご相談をください。
どこに、誰に相談したらいいかわからない悩みを1人で抱えるのは大変です。皆さんと同じ経験をした私だからこそ、伝えられることもあると思います。
まずは一度お話をお聞かせください。
R.S.P代表 下谷 篤史
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