以前もブログで述べたが、中年層のひきこもりが増加している。特に、80代の親が50代の子どもの生活を支える8050問題がクローズアップされている。
その時は、親が子どもに「成功体験」をさせてあげることを述べた。(2021年1月16日のブログ参照)
今回は「親が変わる努力が必要」の視点からまとめてみた。
ひきこもりの原因については、様々な理由があり学校や職場での人間関係からの挫折が
多いが、その遠い要因となれば親との今までの関わりが重要になってくる。
最近の親子間の虐待などトラブルのニュースを聞くと、子どものみならず親自身も非常に未熟なケースが多い。
問題なのは、親にしてみると決して世間的にかけ離れた子育てなどしていない、それどころか手塩にかけて愛情を注ぎ育てていたはずなのに、同じような問題が我が子に起きるとは想像だにしていないと感じているはすだ。
そうなると、その親の世代つまり親子三代に渡りきめ細かく分析していかないと問題解決に至らないのが容易に理解できる。
解決方法の一つに、親による「傾聴」と「共感」がクローズアップされている。
・「傾聴」とは→ 漢字通り、「耳」「目」「心」を傾けて真摯な姿勢で相手の話を聴くコミュニケーションの技法になる。
相手との信頼関係を築くだけでなく、傾聴を通して自分自身を知り、感情のコントロールなど精神的成長を促すきっかけにもなる。
・「共感」とは→ 他者との間に喜怒哀楽の感情を共有することを指す。もしくはその感情のこと。
親が子どもの話を受け止め、心の奥底にある辛さや悲しさといった感情を理解し、同じ気持ちになろうと努めることになる。
相手の話しに耳を傾け、他者の考えや意見にその通りだと感じたり、喜怒哀楽といった感情に寄り添うことができる力のことを「共感力」という。
アスペルガー症候群と自閉症の人は、一般的に認知的共感が低く、他の人の心を理解するのに苦労し、感情的共感も低いとの専門家から指摘もある。
これらは、カウンセラーやセラピストが勉強し実践している。相手との信頼関係を構築し、距離を縮めていくには有効な方法の一つだ。
それを、一般の方が実践できるのかというお声があるのかもしれないが、心理学の本や研修などそういった勉強の場はお近くにあるはずなので、そういったことから始めるのもいいかもしれない。
現状を本気で変えたいのであれば、まずは第一歩を踏み出す勇気を持ってほしい。
人生は、何歳からでもやり直すことができることを悩んでいる親さんに伝えたい。
愛知県名古屋市で、お子様のお悩みを解決へと導くカウンセリングを行っております。引きこもりや不登校について、いじめなどの問題、それ以外の育児に関してお気軽にご相談をください。
どこに、誰に相談したらいいかわからない悩みを1人で抱えるのは大変です。皆さんと同じ経験をした私だからこそ、伝えられることもあると思います。
まずは一度お話をお聞かせください。
R.S.P代表 下谷 篤史
最新記事はこちら
- クラウドファンディングに挑戦します!
- 社会的ひきこもりの方はどこへ向かうのか?
- 最愛の人が天国へ旅立ちました
- 思春期の子育てはつらい?なぜ思春期に親子関係はギクシャクするのか!
- 引きこもりとは?周りを巻き込むそのメカニズム!
ご相談はこちら↓