完璧主義から最善主義へ

　私は、仕事上人の相談に乗ることが多いのだが、完璧主義者のクライアントによく当たる。

　・完璧主義とは→ 万全を期すために努力し、過度に高い目標基準を設定し、自分に厳しい自己評価を課し、他人からの評価を気にする性格を特徴とする人のこと。

　こうしたクライアントの特徴として、100点か0点かと極端に物事を考えてしまい、理想も非常に高いので、プロセスも時間もかけてしまう。

　そして、小さなミスや周りの人の目を気にしてしまい、何もできなくなり自暴自棄になってしまう。

　そのため、精神と心のバランスが崩れうつなどの病気になり、心療内科や病院の精神科にお世話になるケースも多い。

　そのようなクライアントには、最善主義があることを知ってほしい。

　・最善主義とは→ 力の入れ方と抜き方を見極めより無駄を無くし限られた時間の中で最大の結果を出すことに集中する思考のこと。

　完璧主義が、100にならないと満足できないのに対し、最善主義は高い目標を設定するが、60から70あたりの結果で十分であるとのこと。自分でできる範囲に集中することなど、これならやれることがたくさんある。

　あの大リーグで活躍したイチロー選手も、取り入れていたとは驚きですね。彼こそ、完璧主義者だと勝手にイメージしていたが、そこから見ても柔軟な生き方・考え方が必要ではないかと思う。

　悩んでいる方にとって、その点に気づくだけでも少しは生きやすくなるのではないかと考える。

　愛知県名古屋市で、お子様のお悩みを解決へと導くカウンセリングを行っております。引きこもりや不登校について、いじめなどの問題、それ以外の育児に関してお気軽にご相談をください。

　どこに、誰に相談したらいいかわからない悩みを1人で抱えるのは大変です。皆さんと同じ経験をした私だからこそ、伝えられることもあると思います。

　まずは一度お話をお聞かせください。

R.S.P代表　下谷　篤史