アダルトチルドレンと生きづらさ

　アダルトチルドレンという用語がある。元々は、アメリカでアルコール依存症の親のもとで育った子どもが何だかの理由でトラウマ(心的外傷)を負い成人したケースを指していた。

　今では、子どもの頃に問題を抱えた親からの虐待を経験するなど、よく言われる機能不全家族の中で受けた心の傷が、現在の生きづらさやパーソナリティに影響している状態として使われるようになった。

　機能不全家族の意味は、本来安心・安全な場所であるはずの家族が、虐待や育児放棄、家族に疾患があるなど何らかの理由でその機能を十分に果たせない状態を指す。

　生きづらさは、どうして現れるのか？心に傷を受けた本人にとって、認めたくはないと考えるのは相談業務に携わっている私から見て「嫌だ」「死にたい」などの感情に訴えるのは、そのような背景があるのではないかと思われる。

　残念ながら、アダルトチルドレンは医学的に確立された概念ではないが、二次的になんらかの症状があらわれることもあるので、少しでも気になったら病院の精神科や心療内科精神保健福祉センターなどに相談することをお勧めする。

　愛知県名古屋市で、お子様のお悩みを解決へと導くカウンセリングを行っております。引きこもりや不登校について、いじめなどの問題、それ以外の育児に関してお気軽にご相談をください。

　どこに、誰に相談したらいいかわからない悩みを1人で抱えるのは大変です。皆さんと同じ経験をした私だからこそ、伝えられることもあると思います。

　まずは一度お話をお聞かせください。

R.S.P代表　下谷　篤史