皆さんは、8050問題をご存知だろうか?
最近だと、9060問題とも言われるがひきこもりと密接に関わっている現実がある。
・8050問題とは?
80代の親が50代の子どもの生活を支えるという問題のこと。背景は、子どもの「ひきこもり」がある。ひきこもりという言葉が、クローズアップされるようになった1980年~90年代は、10代から20代の若者の問題とされてきたが、それから約30年が経ち、当時の若者が40代から50代、その親が70代から80代となり、長期高齢化になった。こうした親子が社会的に孤立し、生活が立ち行かなくなるケースが目立ちはじめている。更に、年齢が進むと9060問題になっている。
いつまでも、子どもが自立できないのは本人の問題もあるが、やはり産まれてから育ててきた親にある程度の原因があるのは明白である。
そういうわたしも、学生時代と就職後にひきこもりを経験し、再び復帰するまで、かなりの回り道をした。
当時、親は学校へ行けない自分に対して、最初はどうにかして連れて行こうと考えていたが、全く部屋から出ないわたしに対して次第に諦めるようになり、たまに部屋から出るとまるで「腫れ物に触るよう」な感じに接していた。
ひきこもりの人の心理として、「自分のことは誰もわかってくれない」「こんな生活をしているのを周りは馬鹿にしている」「甘ったれていると思われている」「信じられない」などの感情が複雑に入り組んでいると考える。
どうしてこうなってしまうのか?様々な原因があるので一概には言えないが、その一つとして親が子どもに対して「成功体験」をさせてあげているのかということだ。
例えば、愛する我が子を習い事に行かせているケースが多いと思うが、学習塾に通わせていてテストの点数が良かったら親が「〇〇点を取ってすごいね」「よく頑張ったね」などの声かけをする。スイミングに通わせていたら、クロールや平泳ぎが泳げるようになった時「〇〇メートル泳げるようになったね」「泳ぎ上手になったねパパ(ママ)が子どもの頃はそんなに上手く泳げていなかったよ」など褒めてあげる。
子どもは、誰かに褒められると嬉しいものだ。小さな事でもいいので「成功体験」が積み重なると、自信につながるものだ。
早くに気づくのに越したことはないが、人は何歳からでも「やり直し」はできる。どんな人間でも、何か一つはいいものを持っているので、まずはそこを糸口に話しかけることが必要かもしれない。
愛知県名古屋市で、お子様のお悩みを解決へと導くカウンセリングを行っております。引きこもりや不登校について、いじめなどの問題、それ以外の育児に関してお気軽にご相談をください。
どこに、誰に相談したらいいかわからない悩みを1人で抱えるのは大変です。皆さんと同じ経験をした私だからこそ、伝えられることもあると思います。
まずは一度お話をお聞かせください。
R.S.P代表 下谷 篤史
わたしは、学生時代2年以上引きこもりを経験しました。
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