依存症は発達の観点から見ると良くなります


【はじめに】

・依存症の人は、家族より物の方が大事な状態。

つまり身内が「物」であり「行為」であったりし、身内といえる大事な人が見つかっていない状態のこと。

・依存症の人は、孤独、孤立している寂しい状態の人。

・「やめなさい」などの禁止用語はNG。

・ネットゲームを「身内」から「友達」へ。

勉強もせず毎日部屋に閉じこもってネットゲームをしている。食事もせず長時間ネットゲームをしているわが子・・・。いくら注意しても全然聞かない。保護者の方は本当に困りますね。

依存症の仕組みを理解して、具体的に実施する行動とポイントをご説明します。

【目次】

・依存症とは

・わが子は安心できる(見捨てない)(丸ごと受け止めてくれる)人を求めています

・保護者や周りの方ができること

【依存症とは】

世間では最近スマホ依存やネットゲーム依存など問題になっています。このような人たちをどのように理解したらいいのでしょうか?

依存症とは、発達の観点から見ると、本来は家族の誰かが自分を見捨てないとの手応えを持っているものですが、そうした存在が家族の中に見当たらないだけでなく、どこにも見当たらない孤立、孤独状態であると言えます。

スマホとかネットゲームとかアルコールなど物や行為に依存して安心を感じているのです。

安心できる存在が、家族より物になっている状態になります。

一般的に「身内」とは、自分の家族の中に見捨てないでいる人に出会っているのですが、依存症の人の場合、スマホやネットゲームが「身内」の状態と言えます。

【わが子は安心できる(見捨てない)(丸ごと受け止めてくれる)人を求めています】

このケースの場合わが子は、ネットゲームが「身内」であり、無償の愛を提供してくれる人すなわち「身内」が見つかっていないので、ネットゲームと切っても切れない関係になっています。

物が「身内」とは、何だか変な感じに写りますが、それが実態です。

わが子は、ネットゲームが唯一の安心できる場所になっています。ネットゲームが「友達」の存在になれば、いつまでもプレイすることはありませんよね。

「友達」の状態なら遊んだらバイバイと分かれて終わりになりますね。

保護者は今までの子育てを反省し、わが子を何があっても見捨てない心境にすることが大切になります。

わが子に対してネットゲームから自分たちに関心を向けることが必要になります。

【保護者や周りの方ができること】

一般的に私たちは、年をとればとるほど相手を年相応で見て善悪を説いて問題解決を図ろうとします。

しかし、それは間違いで、その人の発達課題、情緒体験に関心を持ちましょう。

どこで誰と何をして安心しようとしているか、見捨てない信頼できる人、すなわち「身内」に誰がなりそうなのか探しましょう。

保護者や周りの方は、もう一度妊娠から3歳頃までの子育てを思い出し、子どもの発達の姿のありのままと向き合い、コミュニケーションをとるようにしましょう。

私たちは、つい「やめなさい」などの禁止用語を使ってしまいます。

それでは、依存対象から切り離すことになりかえって逆効果です。

関わり方としてわが子のどんな話でもスキンシップをとりながら耳を傾けて聞いてあげること、場合によってはスキンシップをとりながら代弁してあげるなどして少しずつ接していきましょう。

そうすれば必ず変化が出て良い方向に向かいます。

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